工房を作ったきっかけ

20年ほど前、両親があきる野市の山奥に住んでいた大叔母に、手づくりこんにゃくをご馳走になりました。
その時父が、あまりの美味しさに一皿ぺろりと食べてしまったそうです。
それを見た母は大叔母秘伝の手づくりこんにゃくのつくり方を受け継ぎました。
自宅でつくったこんにゃくを近所の方に振る舞ったところ、とても喜ばれ、近所で大評判になりました。

重い腰を上げて販売へ

趣味として10年ほどこんにゃくをつくり続けていた母が、パートを辞めることになりました。
周りの後押しもあり、それを機に「食品衛生管理者」の講習を受け、営業許可を取り、自宅の裏に小さい厨房をつくったのです。
そして、こんにゃくの製造と販売を始めました。

親子で力を合わせて

しかし母は「世の中になま芋こんにゃくを広めよう」なんて考えは一切ありませんでした。

1週間に1度ご近所の方だけに販売していたからです。

そこで今度は私が「世の中の大勢の人にこのこんにゃくを食べてもらいたい!」と立ち上がりました。